「筋膜(きんまく)」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。パーソナルリハ HERO が大切にしている筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation®)とは、どのような考え方の手技なのでしょうか。理学療法士として20年以上、医療の現場で身体と向き合ってきた視点から、やさしくお伝えします。
筋膜マニピュレーションという考え方
筋膜とは、筋肉や内臓など、からだのすみずみを包んでいる薄い膜のことです。全身に網の目のようにつながっていて、姿勢や動きを陰から支えています。
筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation®)は、イタリアの理学療法士ルイジ・ステッコ氏が体系化した手技です。この筋膜のつながりに着目し、こわばっていると考えられる部位へ手でアプローチしていきます。
あくまで筋膜の状態を整えることを目的とした手技であり、医療上の診断や治療を行うものではありません。感じ方には個人差があります。

なぜ「痛い場所」だけを診ないのか
肩がつらいのに、原因は背中や腰まわりにある。そんなことは、めずらしくありません。筋膜は全身でつながっているため、不調を感じている場所と、その背景にある部位が離れていることがよくあるからです。
そこでパーソナルリハ HERO では、痛みのある場所だけをみるのではなく、全身の筋膜のつながりをたどって、原因と考えられる部位を探していきます。理学療法士として積み重ねてきた評価の視点が、ここで活きてきます。

施術の流れ — 評価してから、ふれる
1. カウンセリングと評価
まずはお悩みや生活、これまでの経過をていねいにうかがいます。そのうえで姿勢や動きをチェックし、どの筋膜がこわばっていそうかを評価します。
2. 手技と、確認
評価をもとに、原因と考えられる部位へ手技でアプローチします。施術の前後で動きを確かめながら、おひとりずつの状態に合わせて進めていきます。
こんな方がご相談に来られます
- 慢性的な肩・首・腰の張りが気になる方
- 姿勢のクセや、からだの左右差が気になる方
- 冷え・むくみなど、自律神経のゆらぎを感じる方
- 競技のコンディションを整えたいアスリートの方
いずれの場合も、まずは現在のからだの状態をていねいに把握することから始めます。無理に強く押すような施術ではありませんので、力任せのケアが苦手な方にもご相談いただいています。
まとめ
筋膜マニピュレーションは、全身につながる筋膜に着目し、不調の背景にある部位をたどってアプローチする手技です。大切にしているのは、ふれる前に「ていねいに評価すること」。からだの張りや姿勢が気になる方は、一度ご相談ください。


